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【Netflix】エリサ・ラム事件

こんにちは!

 

今回は、アメリカのNetflixで話題の「エリサ・ラム事件」のドキュメンタリーをみたのでシェアしようと思いました。タイトルは、「CRIME SCENE」です。

 

こちらは、2013年に実際にLAに起きた事件のドキュメンタリーです。今でも検索すれば、当時ロサンゼルス市警が公開したエリサ・ラムの最後の姿のエレベーター画像がYouTubeでみれます。

私は、この事件はアメリカに来る前だったこともあり、産後まもなかった事もありニュースを見ていなかったのか、知りませんでした。

日本でも不倫すればネット上で散々叩かれ、問題を起こせばインスタグラムでも批判の嵐、Twitter上では批判ばかりする人もいるし、今でこそ開示請求して訴えるということが出てきたにせよ、匿名で投稿できるので言いたい放題になり、それによって人生が狂う人だっている。

そんなことを深く考えさせられました。

興味のある方は、呼んでください。※ネタバレ含むのでご注意下さい。

黄褐色の煉瓦造りの建物。下階の部屋の窓には日除けがついている。右側には避難経路がある。通りに面した出入り口の上には、黄の背景に黒い文字で"Hotel Cecil"と書かれている。

エリサ・ラム事件 - Wikipedia

 

 

エリサ・ラム事件とは?

エリサ・ラム事件 - Wikipedia

エリサ・ラム事件とは、2013年2月19日にエリサ・ラム (英: Elisa Lam、広東語名: 藍可兒、1991年4月30日 – 2013年2月) の遺体が、アメリカ合衆国ロサンゼルスのダウンタウンにあるセシル・ホテル(英語版) (英: Cecil Hotel) の屋上の貯水槽内で発見された事件。

ラムはカナダ人で、バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学の学生でした。ラムの失踪が報告されたのは2013年2月初旬のことです。客が給水の問題について苦情を言い、ホテルでの保守作業の担当者がその件について調査した際に遺体を発見しました。

ラムの失踪は広く報じられました。遺体が発見される5日前に、ロサンゼルス市警察が生前に最後に撮影されたラムの映像を公開し、人々の関心が高まりました。

それはエレベーターの監視カメラにより撮影されたもので、その映像では、ラムはエレベータを出たり入ったりし、外の廊下で何者かに話しかけているような素振りをして、時折エレベータの中に身を隠しているような行動をとりました。映像はインターネット中を広まり、映像を見た多くの人が不安感を覚えました。ラムの行動について、超常現象に巻き込まれたという主張から、ラムが患っていた双極性障害が原因とするものまで、さまざまな説が挙げられたり、映像が公開される前に編集されたと考える人もいました。

遺体が発見されると、ラムの死を取り巻く状況により、セシル・ホテルの歴史上起こった他の有名な死亡事件や殺人事件との関係から、さらに議論が巻き起こりました。ラムの遺体は全裸で、その衣服や所持品は遺体の近くで水の中に浮いていました。ロサンゼルス郡検死局は度重なる延期の末、4カ月後に検死報告書を公開した。その報告によれば、遺体には外傷の形跡はなく、死亡した原因は不慮の事故によるものだったという。

セシル・ホテルの客はホテルにこの事件に関して訴訟を起こし、ラムの両親も同年に別個で提訴しました。両親の訴訟は2015年に棄却されました。初期にインターネットで関心を持った人の中には、ラムの死と2005年のホラー映画『ダーク・ウォーター』 (邦画『仄暗い水の底から』のリメイク作品) との類似性に注目した人もいます。

この事件は国際的に大衆文化において影響を与えたました。

 

エリサ・ラムの実際に公開されたエレベーターの動画

 

これが彼女が最後に目撃された画像となりました。

とても奇妙な動きをしています。私も彼女に精神疾患があったことを知る前は、すごく奇妙な動きに違和感を覚え、「追ってから逃げている?」と思いました。エレベーター内のボタンを何度も押したりするところも、「何かメッセージがあるのか?」なんて思いました。

しかし後に、彼女には双極性障害抑鬱症があることがわかっているので、この奇妙な行動が理解できましたが、当時ロサンゼルス市警が一般に公開したことで、さまざまな憶測が流れ、それをYouTubeなどSNSなどで発信している人が多数いました。

 

失踪から遺体発見まで

ラムの捜索の間、ホテルの客が水が出にくいと苦情を言い始めたました。後に、水の色が黒く変色していた、異常な味がしたと主張した客もいました。2月19日の朝、ラムの遺体が4台の貯水槽のうちの1つの中で発見さました。

貯水槽は3,785リットル (1,000ガロン) 入るもので、客室や台所、コーヒーショップに水を供給していました。貯水槽は保守用の蓋が小さすぎてラムの遺体を回収するために必要な装備が入らなかったため、排水して切開され遺体を取り出しました。

 

ネットの反応

  • ラムは追跡者から隠れようとしており、おそらくその追跡者が最終的にラムを殺害したという説
  • ラムは単にエレベータの設備の故障に不満を感じていただけだという説
  • ラムは薬物中毒のスクリーン検査に引っかからなかったが、ラムが違法薬物の影響下にあったという説
  • 貯水槽の中で遺体が腐敗している間に薬物が分解されたという説
  • 通常の検査では探知できないような薬物の珍しい混合物を摂取したという説
  • とあるYouTuberが犯人だという説

 

ネットの反応からの事件解決まで。

 

ネットの過剰な反応により、さまざまな憶測が広がりました。

大衆から情報を得るということは、時に役立つ事もありますが、今回の事件のように関係のない人が被害者になってしまったりする事もあります。

今回の場合、インターネットで盛り上がった結果、犯人探しが始り、「犯人がいることを望む」形になり、「エリサ・ラムは殺人犯に殺された」というイメージが出来上がってしまったのかも知れません。

検死の結果。不慮の事故死だったわけですが、精神疾患を患っていたことを考えると、あのYouTubeの映像も納得できました。

 

私は、最後の「とあるYouTuberが犯人に仕立て上げられた」というのが一番引っかかりました。彼はミュージシャンで、過激なMVをYouTubeにあげていました。血だらけの映像や、女性を追いかけて殺害したような映像の羅刹。極め付けは、エリサ・ラムと同じ日に、「セシルホテル」に宿泊していること。これにより、犯人にされ、「無罪」動画を出すも、覆面で怪しさ満載の動画により、彼のFacebookYouTubeに酷い書き込みが殺到し、閉鎖することになりました。

しかし、このYouTubeは、事件当時メキシコにいたことが確認されており、「セシルホテル」の宿泊も、エリサ・ラムが宿泊した一年前のことだとわかっています。全くの無関係です。

彼女の死因が、「不慮の事故」であると発表されてからも、誰も彼に謝罪することなく何も変わらなかったそうです。ネット社会による被害者です。

ネットではいろんな人が白熱して持論を展開し、「犯人」を望んだ結果、方向性や自分を見失い、ネット社会全員で1人の人生を台無しにした、私はここが問題であると思います。

ネットの世界は、怖い。ネットで何か発言する時は、責任を持たなければならないと痛感しました。

 

まとめ

このドキュメンタリーの最後には、精神疾患を持つ方へのメッセージが最後に記載されていました。

彼女は、処方されていた薬をきちんと内服していなかったようで、そのことが不慮の事故をもたらしました。私も身近に精神疾患を患っている方がいて、やはり内服を自己判断で休薬してしまったことがあり、症状の再発により再入院になった方がいます。精神疾患の方は内服はとても重要です。自己休薬が一番の症状再発の危険が伴います。もし、ご家族に精神疾患の方がいらっしゃいましたら、通院状況や内服の確認など家族の協力が必要です。

また、新しいネット社会による被害者という、昔では考えられなかった出来事がある時代です。対面で会って、「お前、人殺しなんだろ?」なんていきなり言わないと思うのです。

最近の日本の不倫などによる批判コメントは過剰だなと思います。対面で接している時と同じような節度を持って、発言してほしいなと思います。

 

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